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ロシア文学者 昇曙夢&芥川龍之介論考

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  • サイズ A5判/ページ数 310p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757601055
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C3095

内容説明

ロシア文学が近代日本文学に重要な役割を果した事は学界の定説である。二葉亭四迷なきあと、明治末から大正時代には武者小路実篤が語るように「昇曙夢」の時代が確かにあったのである。宇野浩二や広津和郎・芥川龍之介等、大正・昭和の作家達に芸術家魂を吹き込み深甚な影響を与えている。更に魯迅も曙夢の著・訳書を購入し、重訳している。本書は奄美郷党は勿論、国文学者・ロシア文学者・比較文学者・スラヴ史研究者必携の基本図書となるであろう。

目次

ロシア文学とともに歩んだ人生―明治・大正・昭和(日本最初のロシア文学者昇曙夢直隆;昇曙夢直隆の相貌―新資料を踏まえて ほか)
昇曙夢事歴(ロシア学の開祖;著名な執筆人の還暦記念集 ほか)
芥川初期作品の比較文学的考察
(芥川龍之介「羅生門」材源考―アンドレーエフ作昇曙夢訳「地下室」との関連において;芥川龍之介「羅生門」材源考再説―アンドレーエフ作昇曙夢訳「地下室」との関連において ほか)
芥川龍之介研究のために―解題二篇

著者等紹介

和田芳英[ワダヨシヒデ]
昭和18年3月20日、鹿児島県名瀬市小宿町70番地に生まれる。現在、大阪・大谷高等学校教諭。昭和37年鹿児島県立大島高等学校卒業。昭和47年関西大学大学院文学研究科修士課程修了
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