内容説明
「予言された八人」は、今、かの忌まわしいキングレオ城に、一堂に会した。勇者ユーリルのもとに集まった彼らは、天空城を目指して、数々の試練に立ち向かっていく。果たして世界の平和を守り抜くことができるのか?光と闇の最終決戦の時は、刻一刻と迫りつつある…。伝説の勇者たちの偉業の全貌が語られるときが、遂にやって来た!…待望の人気シリーズ、いよいよここに堂々の完結を迎える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
歩月るな
5
92年刊行シリーズ新書版の完結巻。導かれし者たちの合流、ミネア、トルネコ、ブライ、ライアンの語りによって進行する第一部。地の文が本格化する最終章は漢検準一級相当表現のオンパレード。語りの構成も見事で、先んじたアリーナがパデキアの種を回収出来なかった理由にも納得。エビルプリーストが元天空人であり、人間界で邪神教を操っている設定が、2のハーゴン教団的で、のちの光の教団にも繋がりそう。珍しい所ではキングレオ城戦で明確に兵士を殺す描写がある事。個々の葛藤、戦い強くなる事への疑問、人生観。バルザック戦も見事である。2018/02/28
ajitako
1
やはりハードカバーが読書メーターで見当たらないので新書版で代替登録。久美に代わり地の描写がくどくなるが、再構成と設定アレンジが上手くなる。全体的に描写の濃いところと薄いところの取捨選択がやや謎ではあるが、バルザックとピサロのそれまでの積み上げに対する決着のあっさり感が進化の秘法に対するこのシリーズの特徴かも2023/06/21
こしあん*+.゜
1
個性抜群の8人の導かれし者たち、全員集合してからの旅は賑やかすぎて、読むのがとても楽しかったです。いつかゲームをプレイすることがあれば、そしてクリアすることがあれば、もう一度読み返してみたいかも。新しい発見がありそう。2012/08/04
Abdiel
1
たたみかけるように終わった感じ。もうちょっとエンディングもきちんと書いて欲しかった。2008/06/17
幻
0
買ってからだいぶ時間かかったけど小説版ドラクエ4おわった。ピサロアンチ勢が悪く言う評判がやや多めに耳に入っていたのでやや色眼鏡入ってたけど、「1巻のピサロ編ちょっと長くね?」以外はぜんぜんよかった。黒髪の少年が、希望やなんやに触れると光に照らされ緑に見える髪の毛に…って要所の演出好き2023/08/01