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金銭(かね)の咄噺(はなし)

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757150843
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

幼少期から現在に至るまでの著者自身の金銭にまつわる話を題材に、人間と貨幣をめぐる永遠の謎について解き明かしていく。

金銭は人生に付いて回るものである!

幼少期から現在に至るまでの著者自身の金銭にまつわる話を題材に、人間と貨幣をめぐる永遠の謎について解き明かしていく。人は生まれた時から死ぬまで、金銭とどう関わっていくのか? 赤裸々にして、深く人間の本質と価値に迫る自伝的貨幣論。

第1章 幼少年
あのビードロ玉の輝き
ミルク瓶を襲う野犬たち
もろくも自滅した「グスベリ」の贈与
出面取りとは何のこと
セミとキリギリス
通学定期券偽造犯
恐怖の万引は取引の原型
札幌駅で「新聞かコーヒー牛乳か」の重大選択
「ウチには財産というものがないんだぞ!」

第2章 青壮年
革命幻想が金銭感覚を麻痺させた
「自治会費で食う」とは何事ぞ
恆産にせめて思いを致すべし
電気計算機と格闘するサラリーマンになってみた
徒弟になりたかったがなれなかった
「連赤事件」で「血気」が出てきた
外国初体験でみた世界の「いちば」
社交には餞別が要る
本の余白にあったのはカネの数字だけ

第3章 熟老年
バブルに救われた嫌な気分
雑誌発行に伴う大量発汗
面白うてやがて哀しきバブルかな
「教授という副業」は無か有か
死を前にしてカネをいかに勘定するか

【著者紹介】
1939年生まれ。評論家。著書に『サンチョ・キホーテの旅』(新潮社)、編著書に『危機の思想』(NTT出版)などがある。

内容説明

4歳のときのビードロ玉に始まった、金銭と人生についての記憶と寓喩。

目次

第1章 幼少年(あのビードロ玉の輝き;牛乳瓶を襲う野犬たち;もろくも自滅した「グスベリ」の贈与;出面取りとは何のこと;セミとキリギリス;通学定期券偽造犯;恐怖の万引は取引の原型;札幌駅で「新聞か牛乳か」の重大選択;「ウチには財産というものがないんだぞ」)
第2章 青壮年(革命幻想が金銭感覚を麻痺させた;「自治会費で食う」とは何事ぞ;恒産に思いだけでも致すべし;電気計算機と格闘するサラリーマンになってみた;徒弟になりたかったがなれなかった;「連赤事件」で「血気」が出てきた;外国初体験でみた世界の「いちば」;社交には餞別が要る;本の余白にあったのはカネの数字だけ)
第3章 熟老年(バブルに救われたという「嫌な安堵」;雑誌発行に伴う大量発汗;面白うて同時に哀しきバブルかな;「教授という副業」は是か非か;死を目前にしてのカネ勘定)

著者等紹介

西部邁[ニシベススム]
1939年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学教養学部教授を経て現在、評論家。著書に『経済倫理学序説』(1983年、中央公論社、吉野作造賞受賞)、『生まじめな戯れ』(1984年、筑摩書房、サントリー学芸賞)、『サンチョ・キホーテの旅』(2009年、新潮社、芸術選奨文部科学大臣賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

讃壽鐵朗

1
この本を読んで、妻が亡くなったから、彼が自裁したことが分かった2018/03/22

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