内容説明
土地に根ざした暮らしと文化、新しいコミュニティ、それぞれの地域が誇れる大切なものごと…本書は、土地の魅力をさまざまな切り口・デザインで伝えているご当地発のリトルプレスを４７都道府県から集めました。リトルプレスをつくりたい人、地域を元気にしたい人にとって役立つ情報が満載です。
目次
土地の美しさを知るリトルプレス
４７都道府県から届いたご当地発のリトルプレス（北海道・東北；関東；北陸・中部・東海；近畿；中国・四国；九州・沖縄）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
jam
76
旅が好きなので国内外問わず出かける。だが、長期休暇は滅多にとれないし、旅の途中でも連絡が入ることもあり、完璧な休暇を夢見る毎日だ。読書はそんな私の非日常への逃避ツールのひとつである。さて、旅で必ず立ち寄る場所は本屋やカフェだ。そこで、当地のリトルプレスを購入し、旅を再構築する。巨大な消費システムの片隅で、ひっそりと大切に育まれる冊子たち。そこには、ひたむきな手が紡ぐ生活の原風景が息づき、創造と誇りが糧となっている。迷路では俯いてはいけない。束の間、空を見上げればいい。寄り添いに気付くのは自分自身である。2016/08/02
あじ
44
全国で発行されている、小冊子やペーパーを紹介した一冊。地元愛を基軸にしているものから、個人の一辺倒な壁愛まで本格的なテーマが並ぶ。手元に取り寄せる気満々で、時間を忘れページを大航海していた。例えば長野。昭和な街並みをまとめている。愛知、全国のお気に入りカフェを紹介。群馬は市営施設探訪ときた。他にも離島、村、ビル、街歩き(地元民に聞くのが一番)など目移りしてしょうがない。少人数で取り組む事が多いリトルプレス。一見しただけだが、写真も挿絵も枠組みも一級品。旅の行方をリトルプレスに、委ねてもいいなぁと思う。2016/08/07
おはぎ
12
★★★★★全国47都道府県の地域密着型リトルプレスを紹介している本。京都旅行でリトルプレスを購入してからリトルプレス自体に興味を持っていたのでとても面白かった。地域の人も気づかないようなその土地の名所や名物、人同士のつながりを感じる本ばかりで、実際に手に取ってみたい。2016/07/12
えびまぐろ
5
旅行やお出掛けをするたびにいつもひっそりと集めているリトルプレス。それぞれの地域の個性、創る方のご当地愛、色々な想いが込められた渾身の作品。私が集めてるのはもっぱら無料配布のものですが、近年はこんなものまでが無料？と思わずにはいられないものも多くあります。イラストが可愛かったり、写真の取り方が美しかったり、情報量が多かったりと。まだまだ集めたいです。その前に今まで集めたものをちゃんと整理しないといけません。2018/11/01
あるぱか
3
図書館の企画の棚で見つけて、思わず手に取りました。リトルプレスってなんだろうと思いましたが、カフェやお店などによく置いてある小さな冊子のこと。その地域に根ざしたものが多く紹介されていましたが、面白そうなものが多かったです。2022/09/30
