内容説明
いま学校には精神の戒厳令が敷かれている。戦争国家化・グローバル化のなかの学校と教育を問い、教育基本法「改正」に反対する立脚点を探る。
目次
第1部 教育基本法「改正」にどのように向き合うか(教育基本法「改正」問題とはなにか;国家による心の支配の時代;教育基本法「改正=改悪」反対の立場をどこに置くか―「教育と国家」一〇〇年の総括の観点から ほか)
第2部 戦後教育史の中の教育基本法(「教育改革」の新しい展開と方位―「選別・階層化」と「排除・統合」の構造;教育基本法と自由の現在をめぐって;教育基本法と戦後責任の問題 ほか)
第3部 公教育を問いつづける(人間にとって自由であるとは―「君が代」訴訟の中から考える;国旗・国歌法がもたらすもの;国旗・国歌法と支配装置としての学校 ほか)
著者等紹介
岡村達雄[オカムラタツオ]
1941年東京生まれ。現在、関西大学教授
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