内容説明
61年10月、坪内寿夫氏の率いる、来島どっくグループは事実上倒産し、日本債券信用銀行以下主銀行の管理下に入った。造船量日本一、“四国の大将”“再建の神様”と呼ばれた坪内商法はここに馬脚を現わした。私は坪内氏の名声が高まり、書店の店頭に“坪内本”と呼ばれるコーナーまで、できたとき、この再建王の経営のやり方の中に何か暗い影がみえてならなかった。本書の目的は、坪内経営にメスを入れ、このような経営のやり方は必ず倒産するものであることを証明することにある。
目次
坪内さんは「再建の神様」なんかではなかった
再建という名の坪内式・儲けの手口
来島どっくグループはなぜ拡大し、失敗したか
“坪内大好き人間”は会社を潰す
なぜ来島式特訓では業績がアップしなかったのか
こうすれば世間は味方につく―坪内流・悪の管理術
“坪内コケたら皆コケた”―来島どっくグループの正体
新来島どっくに悪夢を見た
会社を強くしたいなら坪内流はやめなさい