内容説明
本書は著者らの数年間にわたる臨床と研究の成果であり、老年精神医学事始めからセネストパチーの症例研究、痴呆の精神療法、うつ病の疫学と臨床、分裂病の経過と病像、神経症の外来統計と臨床などの総説、痴呆の状況論と抑うつと痴呆様認知障害についての系統的な臨床研究までの13論文からなる。
目次
序章 老年精神医学事始め
第1章 ライフサイクルからみた老年期
第2章 老年期セネストパチー
第3章 老年期痴呆に対する心理学的アプローチ
第4章 痴呆患者の病前性格と症状発現の状況
第5章 抑うつと痴呆
第6章 老年期うつ病
第7章 精神分裂病の長期経過と老年期の病像
第8章 老年期神経症の臨床