内容説明
「恐怖」を誘発するのみならず、社会を不断の臨戦態勢・非常事態に曝す「テロとの戦争」は、グローバル経済秩序の世界戦略であり、世界の潜在的植民地化である。
目次
プロローグ 拡散する「戦争」五年目の道標
第1部 “テロル”との戦争(これは「戦争」ではない―世界新秩序とその果実;ヴァーチャル植民地としての世界;恐怖との戦争―グローバリゼーション下の安全保障体制)
第2部 クロスロード(カンダハルに降る義足の雨;ウンタマギルーの眉間の槍;フォンタナ広場を掠めた妖怪 ほか)
第3部 通信(「米国問題」に向き合う;バグダッド陥落;フセインの首 ほか)
著者等紹介
西谷修[ニシタニオサム]
1950年愛知県生まれ。東京大学法学部卒業、パリ第8大学留学。明治学院大学(フランス文学)を経て、東京外国語大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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