内容説明
マンガやゲーム、アイドル、鉄オタ、お祭りなどのフィールドワークはどうやるの?身近な文化や現象の調査方法を著者自身のリアルな体験にもとづいて赤裸々に語る7話。
目次
第1話 「祭り」のフィールドワーク―博多どんたく港まつり
第2話 「海外の日本アニメファン」のフィールドワーク―フィンランドの銀牙伝説ファン
第3話 「スマホゲーム」のフィールドワーク―拡張現実(AR)がもたらす可能性
第4話 「アイドルファン」のフィールドワーク―台湾のジャニーズファン
第5話 「鉄道愛好家」のフィールドワーク―インタビュー調査と「ズレ」の意味
第6話 「京町家」のフィールドワーク―京町家カフェに行ってみた
第7話 「伝統文化」のフィールドワーク―近代の発明としての盆踊り
著者等紹介
圓田浩二[マルタコウジ]
沖縄大学経法商学部教授。博士(社会学)
池田太臣[イケダタイシン]
甲南女子大学人間科学部教授。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふるかわ
1
フィールドワークをやりたい人が手に取る最初の一冊として良い本だと思いました。執筆者それぞれの体験に基づいているから親しみやすいのではと。読ませる章をひとつだけ選ぶなら、個人的には「第4章 「アイドルファン」のフィールドワーク」かなと2023/08/11
たっちゃん
0
部分読み。フィールドワークの手順を理解できた。2023/03/25
カンパネルラ
0
大学生の頃、フィールドワークをやる機会があるようでなかった。どちらかというと、「めんどくさい」思考が先にあった私が、自分への戒めも込めて再度読んでみた。本書は、フィールドワークの専門家が地元のお祭りや、誰もが身近な趣味を題材に実際にフィールドワークを行う過程やアウトプットまでを泥臭く解説した本である。読み物としては、少々冗長的であるが、1つ1つの事例はこんなフィールドワークのやり方もあるんだという驚きの連続。私も、フィールドワークをやることになったら、真っ先に再読したいと思う。2023/02/17