内容説明
九州・沖縄と朝鮮、その交流史。古代から近代まで、各地に刻まれた「光と影」の万華鏡!現場を訪ね歩き、日韓交流の“種”を掘り起こす。
目次
福岡のなかの朝鮮文化
佐賀のなかの朝鮮文化
長崎のなかの朝鮮文化
熊本のなかの朝鮮文化
大分のなかの朝鮮文化
宮崎のなかの朝鮮文化
鹿児島のなかの朝鮮文化
沖縄のなかの朝鮮文化
著者等紹介
嶋村初吉[シマムラハツヨシ]
1953年、大分県・佐賀関町(現、大分市)生まれ。慶應義塾大学文学部を卒業後、奈良新聞社に入社。その後、産経新聞社を経て、西日本新聞社へ。文化部記者、編集委員を歴任。2013年12月末、西日本新聞社を定年退職。翌年3月、韓国・釜山にある国立釜慶大学大学院に入学。現在、民団福岡県地方本部の李相鎬団長と「朝鮮通信使と共に福岡の会」共同代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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崩紫サロメ
10
畿内を中心とした日本史の見方に意義を唱え、九州と朝鮮半島の関係を捉え直す、という趣旨の本。その視点は面白いのだが、出典として挙げているものの多くが司馬遼太郎であったりと、どう考えても素人臭い。当然、畿内中心主義な歴史家に太刀打ちできるものではない。が、それはそれとして、著者が「調べた」「出会った」ことについてのエッセイとして読むならば、なかなかに面白い。日本に渡った朝鮮人についてははっきりとした記録がなく、口伝でのみ知られるものも多い。歴史学では扱いづらいそうした面を扱えるのは素人の強みであると思う。2019/10/24
Masataka Sakai
2
以外にたくさんあるものだ 沖縄の文化が近いものがあることに目から鱗2019/11/15