内容説明
波の島の少女が水平線を一つひくと、男の子が一人溺れて…。あの子はもういない、ぼくよりもすてきな波がさらっていったから。愛らしくて怖い１３の物語。
著者等紹介
高橋順子［タカハシジュンコ］
１９４４年千葉県生まれ。東京大学仏文学科卒。「歴程」同人。詩集『幸せな葉っぱ』（現代詩花椿賞受賞）『高橋順子詩集成』（以上書肆山田）、『時の雨』（読売文学賞・青土社）、『貧乏な椅子』（丸山豊賞受賞・花神社）など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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kazahana*
1
司書さんにお薦めされて。やわらかい語り口でありながら、不思議な雰囲気に包まれた短編集。なんだかおとぎ話みたいだ。やさしくて、でもちょっとこわい。海とか、死とかが、テーマなのかもしれない。「とばないパン」がすき。2016/05/22
