出版社内容情報
ここではないどこか、今とはちがう何かを夢見てさまよう都会に暮らす人々の日常を描く。不思議な雰囲気が漂う5話の連環小説。 小学校高学年～中学生
内容説明
ここではない、どこか。今とはちがう何かを夢見て―５つの連環短編集。
著者等紹介
さとうまきこ［サトウマキコ］
１９４７年東京に生まれる。上智大学中退。１９７３年『絵にかくとへんな』（あかね書房）で日本児童文学者協会新人賞を受賞。１９８２年『ハッピーバースデー』（あかね書房）で野間児童文芸推奨作品賞を受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
15
街にも家にも自分しかいない。深見友正は次第に一人だけの暮らしに耐えられなくなる。「西へ」代官山のキムタクと呼ばれる仁は、働いている店の主人のキメラさんから、清い援助交際を紹介される。相手アキさんはネパール語で都会の事をサハラと呼ぶので、東京の町は東京サハラだと。「ぼくの援助交際」帰り道懐かしい紙芝居を見ていた男は、一緒にいた少年に見覚えが。「黄金バット」公園で大きな足跡を見つけたショウは、怪獣の足跡では？と思うのだが。「「ゾ」のくる日」帰り道に占いをしてもらうことになったモモ。「帰り道」収録。2002/03/01
のんの
2
短編集。読みやすい。個人的には、最初の「西へ」の作品が好きだ。2023/09/11
k
2
短編集。子供向けだけど、大人も読める。≪「ゾ」の来る日≫が好き。「スカッとした」の終わり方が好き。子供のうちって、言い知れない不安が、ゾになって襲ってくるんだなぁ。2015/07/10
かこ
2
児童向けなのにすごい内容。子どもながら面白そうと直感した。変わった話が多くて、この本から新しい感傷を知ったと思う。2014/07/29
本読むのヘタ
1
文字がやわらかくて読みやすいです。 男の子の主人公ちょい口が悪くておもしろい笑 小難しい語りをしないのでスッと入ってくるのが読んでて気持ち良かったです。2019/05/15
