内容説明
私たちは、なぜ現代史を学ぶのか。日本近現代史を狭い一国史の枠組みから解放し、戦後改革・高度経済成長の時代の意味を、世界情勢をふまえて再考する。偏狭なナショナリズムにとらわれない、新時代の歴史への提言。
目次
序 なぜ、近現代史を学ぶのか
1 戦後史を考える(戦後改革と現代;日本占領とアメリカの対日政策;占領と「逆コース」;東京裁判と日本現代史)
2 現代世界と日本を見る眼(経済発展と民主主義―日本経済の130年;戦後日本社会の変貌;世界経済のなかの現代日本;日本近代にとって地方とは何か)