内容説明
日記が、広く国民によって書かれるようになった時代。大正デモクラシー・教養主義の風潮のなか、日記は単なる備忘録を超える。原敬・吉野作造・岸田劉生・宮本百合子・大宅壮一らの日記に、新時代の息吹を読み解く。
目次
1 時代の中心で書かれた日記(原敬日記;吉野作造日記;三太郎の日記・阿部次郎の日記;松本剛吉政治日誌)
2 日記の時代(木佐木日記(木佐木勝)
岸田劉生日記
有馬頼寧日記
安川敬一郎日記
宮本百合子日記)
3 時代が書かせた日記(大宅壮一日記;凝視の一年(吉尾勲編)
日傭労働者の日記
関東大震災の日記
同時代の日記)
著者等紹介
山口輝臣[ヤマグチテルオミ]
1970年、横浜に生まれる。1992年、東京大学文学部国史学専修課程卒業。1998年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、博士(文学)。現在、九州大学大学院人文科学研究院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。