内容説明
国内統一戦争を進めつつ、豊臣秀吉がもくろんだのは、明帝国のもとに築かれた東アジア世界の秩序刷新だった!秀吉の思惑に翻弄された日本の武将、朝鮮士民の姿を描き、後世にまで禍根を残した戦争の実像に迫る。
目次
国際秩序再編の企て―プロローグ
1 征明を期して―東アジア国際秩序への挑戦
2 「唐入り」
3 講和交渉とその破綻
4 慶長の再派兵
5 復交―新たな国際関係の模索
いびつなる秩序回復―エピローグ
著者等紹介
中野等[ナカノヒトシ]
1958年生まれる。1985年九州大学大学院文学研究科博士後期課程中退。柳川古文書館学芸員を経て現在、九州大学大学院比較社会文化研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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