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中世 国境海域の倭と朝鮮

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  • サイズ A5判/ページ数 402,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642028028
  • NDC分類 210.4
  • Cコード C3021

内容説明

対馬はどのようにして朝鮮との関係を築き、維持していったのか。対馬の古文書・朝鮮史料を精しく分析し、対馬宗氏が朝鮮諸権益を入手独占していった歴史過程を詳述。知られざる文禄・慶長の役の裏交渉にも説き及ぶ。

目次

序 対馬と朝鮮
第1 朝鮮領海における倭人の漁業活動(「おふせん」論考―対馬の孤草島釣魚関係文書;孤草島釣魚研究―孤草島の位置を中心として;孤草島釣魚の変容;十五世紀朝鮮南部沿岸海域における倭人の漁場)
第2 偽使の朝鮮通交(朝鮮へ遣使した「夷千島王」の王名―遐〓・遐叉・遐乂;夷千島王遐叉の朝鮮遣使をめぐって;夷千島王遐叉の朝鮮遣使に関する最近の研究について;三浦の乱以前対馬による深処倭通交権の入手;宗家旧蔵「弾上小弼源弘」木印の性格)
第3 倭寇と朝鮮の役(倭寇懐柔政策と興利倭船;朝鮮役における明福建軍門の島津氏工作―『錦渓日記』より;夢をけずる―慶長の役朝鮮人捕虜魯認の日記)

著者等紹介

長節子[オサセツコ]
1938年愛知県に生れる。1967年名古屋大学大学院文学研究科博士課程単位取得修了。中京短期大学教授・愛知女子短期大学教授を経て現在、九州産業大学国際文化学部教授。文学博士
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