日本古文書学論集 〈6〉 中世 2

日本古文書学論集 〈6〉 中世 2

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  • サイズ A5判/ページ数 399p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642012614
  • NDC分類 210.02

内容説明

鎌倉時代の軍事、法制、筆跡・花押に関する多彩な論文の中から、大番役勤仕、覆勘状、蒙古合戦恩賞地配分状、神領興行令、源頼朝関係文書などについての名篇13点を収録した。なかには相対立する見解が述べられており、両者を比較検討することによって、歴史研究における古文書利用の問題点が浮び上り、今後の研究に多くの示唆を与えるであろう。

目次

第1章 軍役と古文書(薩摩国御家人の大番役勤仕について;覆勘状について;挙状と覆勘状;蒙古合戦恩賞地配分状について)
第2章 法と古文書(鎌倉幕府の裁判における「不論理非」の論理をめぐって;弘安の神領興行令をめぐって;鎮西探題と神領興行法;正和の神領興行法をめぐって;元亨の神人公事停止令について―後醍醐親政初期の政策をめぐって)
第3章 筆跡と花押(鎌倉時代に於ける武家古文書の筆蹟;源頼朝文書について―花押を中心として;源頼朝文書について―頼朝文書の拾遺及び偽・疑文書をめぐって;書状の使い分け―金沢貞顕書状を素材として)