出版社内容情報
「地方消滅」と「地方創生」の狭間で揺れる地域社会。地域の持続性を高めるためには何が重要になってくるのか,市民・企業・自治体が連携して社会イノベーションの創出に成功した,3つの地方都市の経験を手がかりに,社会イノベーションのモデル化を試みる。
序 章 持続可能な地域社会のつくりかた
第?部 ケース研究:地方都市の持続性と社会イノベーション
第1章 低炭素社会への模索・飯田モデル/第2章 産業社会と社会イノベーションの創造/第3章 市民社会と社会イノベーションの創造/第4章 社会的受容性の醸成と社会イノベーション/第5章 資源循環型社会への模索・掛川モデル/第6章 資源循環型社会形成と社会イノベーション/第7章 自然共生社会への模索・豊岡モデル/第8章 自然共生社会と社会イノベーション
第?部 「場の形成と社会的受容性の醸成」による社会イノベーションの創造
第9章 社会イノベーションの起こしかた/第10章 社会イノベーションと技術イノベーション/第11章 社会イノベーションと制度的受容性/第12章 社会イノベーションと市場的受容性/第13章 社会イノベーションと地域的受容性/第14章 場(協働ガバナンス)と持続可能な地域社会
松岡 俊二[マツオカシュンジ]
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内容説明
3都市の成功体験から学ぶ、社会イノベーションのつくりかた。「地方消滅」と「地方創生」の狭間で揺れる地域社会。地域の持続性を高めるためには何が重要になるのか?市民・企業・自治体が連携して社会イノベーションの創出に成功した、長野県飯田市・静岡県掛川市・兵庫県豊岡市の経験を手がかりに、社会イノベーションのモデル化を試みる。
目次
序章 持続可能な地域社会のつくりかた―地方創生と社会イノベーション(日本の地域論のあり方―地方創生政策の課題;持続可能な社会形成への日本モデルと地方都市;場の形成と社会的受容性の醸成 ほか)
第1部 ケース研究―地方都市の持続性と社会イノベーション(低炭素社会への模索・飯田モデル―産業社会と市民社会の2つのイノベーション;産業社会と社会イノベーションの創造―南信州環境マネジメントシステム;市民社会と社会イノベーションの創造―再生可能エネルギー活用事業 ほか)
第2部 「場の形成と社会的受容性の醸成」による社会イノベーションの創造(社会イノベーションの起こしかた―場の形成と社会的受容性の醸成;社会イノベーションと技術イノベーション―地域に受容される技術の役割;社会イノベーションと制度的受容性―欧州の社会イノベーション研究 ほか)
著者等紹介
松岡俊二[マツオカシュンジ]
1957年、兵庫県豊岡市生まれ。1988年、京都大学大学院経済学研究科博士課程学修認定退学。広島大学博士(学術)。広島大学総合科学部講師・助教授、広島大学大学院国際協力研究科教授を経て、2007年より現職。現在、早稲田大学国際学術院(大学院アジア太平洋研究科)教授、早稲田大学レジリエンス研究所(WRRI)所長、早稲田大学ふくしま広野未来創造リサーチセンター長。専門分野は、環境経済・政策学、国際開発研究、災害研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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