内容説明
日本の消費者は満足させるのがきわめて難しい。日本文化の特性をふまえつつ、日本の消費者の特徴とマーケティング戦略をも指し示した待望作。世界一タフな消費者―その構造に迫る。
目次
問題意識と全体の枠組み―日本の消費者を解明する
第1部 日本の消費者のタフさのメカニズム(規範フィルター論―規範意識と選択肢の多様性;清浄価値論と2つの集団主義―品質に厳しい日本の消費者のメカニズム;感情型属性流行論―日本的流行のメカニズム;日本の消費者の文化的起源―クール・ジャパンの源流)
第2部 日本の消費者の現代的特性(情報非対称性の低下と高知識消費者;消費の二極化と自己実現・自己超越消費者;インターネット時代のユビキタス消費者;現代の満足構造とUnsatisfaction消費者)
第3部 日本の消費者へのマーケティング対応(7つのマーケティング戦略と2つのブランド戦略―日本の消費者に適合する戦略)
消費者行動のグローバルな理論構築へ向けて
著者等紹介
三浦俊彦[ミウラトシヒコ]
1982年、慶應義塾大学商学部卒業。1986年、慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程中退。現在、中央大学商学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。