内容説明
日本企業の経験から、今の経営学は何を見つめ、どう捉えているのだろう。不況下の経営、企業の今後を考えるためのヒントを得たい人に。
目次
第1部 自己革新を通じた成長―逆境から立ち上がる(出光興産の自己革新と上場への歩み;規制行政下での企業成長―出光石油化学における後発企業の優位性;新旧「棲み分け:を実現する製品展開―主要各社によるX線CTとMRIへの資源配分と製品展開)
第2部 コミュニティという社会資本―結びつきを創り出す(社会資本再生のマーケティング―マーケティング大賞受賞ケースの研究;中山間地域の産業化をめぐる新たな潮流―農産物直売所、農村レストラン、農産物加工場の3点セット;農村女性による「地域ビジネス」の展開―農産物直売所を起点にした事業構築と「場」の形成)
第3部 制度のもたらす逆機能―当たり前を問い直す(組織の“重さ”調査の概況と比較分析―2004・2006・2008年度調査から;制度変化に失敗するプロセス―出版物の再販売価格維持制度を事例として;多国籍企業の利益情報と市場の反応)
第4部 自己規律の方法―己の職分を知る(経営者の職分への忠実さ―企業統治論の「新しい」視点)