内容説明
ひとりの「思い」が地域を変える。地域を愛する人の必死の取り組みが、「希望」と「勇気」を生み、大きなうねりを創り出している―そのたくさんの実例を、「歩く経営学者」が現場からレポートします。
目次
序 小さな「現場」から、いかに「未来」を見るか(プラザ合意の前後で、「地域」の「現場」は劇的に変わる;日本と中国の「現場」から学ぶ)
第1部 「モノづくり」「まちおこし」のうねり(北上モデル―企業誘致による成功;花巻モデル―独自な内発型発展 ほか)
第2部 日本の「辺境」に見る新たな動き(岩手県宮古市―地域産業支援のNPO;東京都多摩地域―地元信用金庫の地域貢献 ほか)
第3部 中国地域産業の「最前線」(華南地域―進出外資企業の存立基盤の変化;蘇州―集結する台湾コンピュータ産業 ほか)
結 地域産業のこれから
著者等紹介
関満博[セキミツヒロ]
1948年富山県に生まれる。1971年成城大学経済学部卒業。1976年成城大学大学院経済学研究科博士課程修了。一橋大学大学院商学研究科教授(経済学博士)。主著に『フルセット型産業構造を超えて』中公新書、1993年(第34回エコノミスト賞)、『空洞化を超えて』日本経済新聞社、1997年(第19回サントリー学芸賞)、『上海の産業発展と日本企業』新評論、1997年(第14回大平正芳記念賞特別賞)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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