出版社内容情報
広く法学部生が習得すべき「『共通教養』としての民法」を対象とし,「全体の見通しは部分の理解を助ける」という考え方のもとに,「民法」という巨大な山塊をめざす学生をサポートする画期的な教科書。2006年の法人法の改正に対応した最新版。
内容説明
「全体の見通しは部分の理解を助ける」という考え方のもとに、「民法」という巨大な山塊をめざす学生を懇切丁寧にサポート。民法テキスト史上の金字塔、「基本民法シリーズ」の第3版。2006年の法人法の改正に対応した最新版。
目次
序論 民法とは何か
第1編 法律行為(民法総則の再構成;契約の成立;契約の効力 ほか)
第2編 物権(物権とは何か;物権変動;所有権)
第3編 法人(法人とは何か;一般的な法律関係;法人の周辺)
補論 民法の解釈について
著者等紹介
大村敦志[オオムラアツシ]
1958年生まれ。1982年東京大学法学部卒業。東京大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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世話役
3
民法の基本書をなにか一種類挙げろといわれたら断然本書(本シリーズ)をお勧めする。膨大な民法を学ぶに際しては、早く見渡せて「わかった」感を与えてくれるものを読んだ方がいいからだ。著者の大村教授は文章がたいへん読みやすく、本書自体も教科書であることを最重要視した作りになっている。一見同じ体系の内田民法の導入本のようにみなされがちだが、内田は契約という視点で民法を切るのに対し、本書は法律行為という視点から民法をとらえる点で哲学が異なっている。本書は内田と比べ、より人間的な感性に基づいて記されているといえよう。
crecsent
2
最初に読む民法の教科書がこれだったら、今とは(色々な点で)違ってただろうなあ、と思わずにはいられない一冊。学生への思いやりがある教科書だなと思いながら改めて総則から読み直す、大学4年の終わり際2011/12/28
Moloko
0
内田民法から乗り換えたが、議論も纏まっているし、要件と定義を示していてスッキリしている。テスト前の復習に最適だった2015/02/14
nogo
0
再読2014/11/23
ごんた
0
民法の本はいろいろあるけど、これが一番だと僕は思う。