内容説明
第四版の刊行から4年。その後の判例・学説の展開には見るべきものが多い。それらの進展の跡をたどるとともに自説の補強を試みた定評あるテキスト。
目次
第1編 行政法の基礎(行政と法の一般的関係;日本行政法の基本構造;行政法の法源;日本行政法の基本原理)
第2編 行政過程論(行政の行為形式論;行政上の一般的制度;行政過程における私人)
著者等紹介
塩野宏[シオノヒロシ]
東京大学法学部卒業。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やまやま
5
事務室で洋書の片づけをしていた時に立ち寄られ、にやっと笑っていた塩野先生から事例解説をいただいたのは20世紀。当時は行政法のなんたるかを理解していなかったので、大先生とは知らず、ただ、物事を整理して話される方だなあとは思っていた。さて、本書では基礎として日本での行政法の基本的な構造や原理を述べたのち、行政過程論として行為形式や行政手続について整理している。情報公開や個人情報保護、また行政過程における私人の行為などが付記され、この後の新版では更に充実したのではと推測。敬意を払っております。2019/06/04
けふたろ
2
いわゆる通説だろうか。総論の方は些か難解かも知れないが、一方で塩野先生の概念を丁寧に説明していくスタイルは好感が持てる。縦書きも好みであるので、私としては良かった本である。2011/02/14
Studies
1
行政法の基本書の定番。 2012/03/17
D.Okada
1
試験対策。櫻井敬子氏の本を参照しつつ読んでみたが、僕的には櫻井敬子先生の本のほうがわかりやすかった。2011/01/26
ゆうか
0
テスト対策として通読。学部以来二度目。論理的でわかりやすい構造で書かれているので、するする入ってくる。こんなにサクサク読める基本書もなかなかないと思う。表紙が灰色で、カバーに付いた謎の油のシミが目立ってしまった。装丁以外には何の文句もありません。2013/08/05