内容説明
平成19年に成立した「犯罪被害者等の権利利益の保護を図るための刑事訴訟法等の一部を改正する法律」により、犯罪被害者が刑事裁判に参加できるようになるとともに、損害賠償命令というあらたな制度を利用できるようになった。これによって、刑事訴訟はどう変わるのか、そして被害者は何ができるようになるのか。本書では、平成19年改正法を中心に、平成20年成立の被害者参加弁護士制度を含め、法改正の最新の内容を、理論的な考察とQ&Aによってコンパクトに解説。巻末には、平成20年10月21日に公布された最高裁規則改正まで織り込んだ、法律・規則の新旧対照条文を収録。
目次
第1部 理論的検討(犯罪被害者等の刑事裁判への参加;損害回復のための刑事手続の成果の利用)
第2部 今回の改正の経緯(本法律の制定経緯等;資料)
第3部 Q&A 立法解説(刑事訴訟法の改正;犯罪被害者等の保護を図るための刑事手続に付随する措置に関する法律の改正;民事訴訟法の改正)
著者等紹介
酒巻匡[サカマキタダシ]
京都大学教授
椎橋隆幸[シイバシタカユキ]
中央大学教授
川出敏裕[カワイデトシヒロ]
東京大学教授
白木功[シラキイサオ]
前法務省刑事局参事官(現東京地方検察庁検事)
飯島泰[イイジマヤスシ]
法務省刑事局刑事法制企画官
佐藤達文[サトウタツブミ]
法務省民事局参事官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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