内容説明
トップ奏者が求める理想の音に邦楽器づくりの匠たちはいかに応えるのか。
目次
第1章 笛(奏者・一噌幸弘;製作・蘭情)
第2章 太鼓(奏者・林英哲;製作・宮本卯之助商店)
第3章 三味線(奏者・木下伸市;製作・加藤金治)
第4章 筝(奏者・沢井比河流;製作・川田仁昭)
第5章 尺八(奏者・中村明一;製作・三塚幸彦)
著者等紹介
奈良部和美[ナラベカズミ]
1953年東京生まれ。日本経済新聞社編集局記事審査部次長。日本の伝統音楽、伝統芸能、民俗芸能などを取材。全国に残された木造の芝居小屋の復興運動、全国芝居小屋連絡協議会に参加し、東京の連絡事務係を務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
もっち
0
専門的な内容だが、わかりやすい言葉で書かれている。技術者の普段の対応が見えてくるようだ。 わかる人にだけわかればいいといった昔気質の奏者、楽器製作者が多いイメージを持っていたが、この本で語る人たちは、科学的な新しい技術を取り入れたり、新たな試みをし続けたりすることで積極的に閉じられていた世界を開き、楽器の未来を切り拓いているように感じられた。 わかりやすくシンプルに伝えることは難しい。この本は、一見とっつきにくそうだが読みやすい。2024/07/23
tnk
0
奏者と制作者それぞれに聞く楽器論。具体的な工程は企業秘密で答えてもらえない部分が散見されるが、十人十色の「良い楽器」像は面白い。2024/01/20




