内容説明
山に登り、川を下り、街をさまよった辺境縦断紀行1200日。南アフリカからコモロまで。
目次
第4部 白いアフリカ(虹の国のやるせない休日;ワイルド・コースト;偽りの街;牧童の王国)
第5部 ラント・ベルト(豊饒の海、月光の湖;コブラが跳ぶ;オカバンゴの声を聴け;越境山脈;ウォッシュマン登場)
第4部 アジアの匂い(原猿の森へ;死者の楽園;帆船大航海;火山島;ブタが笑う)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
itokake
12
写真絵本「世界のともだち 南アフリカ」で著者の取材力に惹かれ、本書を手に取った。バックパッカー気分を味わえる本だった。アフリカの食べ物なんて(汚くて)食べれないと言ってのけるアメリカ人旅行客がいる中で、現地の庶民しかいない食堂に入る著者の姿勢が気持ちいい。山に登り、トレッキングをし、安宿に泊まる。南アでは「白」が遊び、「黒」が仕える構造に辟易し、マダガスカルではコロモジラミ退治にアイロンがいいと教えてもらう。平気で豚を食べるコモロのイスラム教徒。丸木舟の乗り心地はまるでアメンボになったようだという。2022/06/07
カネコ
2
◎ 「赤道編」から「南部編」へ。訪問国は、第4部南アフリカ・レソト、第5部モザンビーク・ナミビア・ボツワナ・ジンバブエ・マラウイ、第6部マダガスカル・レユニオン・コモロ。2009/08/02
hideaki
1
書かれた当時から15年ほど経ち、アフリカもだいぶ変容しているはず。けれども日本人がアフリカに入り込んだら起こるだろう心情をストレートに記述してあり、偏ることのない内容に信頼を感じる。2014/03/13
のんき
1
赤道編の続き。丸木船と徒歩でサバンナの野生動物を見に行くとか、南部編でも探検部魂が発揮されている。2010/07/15
naooooon
0
赤道編より楽しめた。マダガスカルに行ってみたくなった。