出版社内容情報
皇帝権力が成立する過程でいかに公職者選出のあり方が変容し、皇帝権力が関与したか。先行研究とは異なるローマ皇帝像を描く。
内容説明
先端的でオリジナルな研究をこの1冊に。
目次
ローマ帝政の成立と公職選挙をめぐって
第1部 共和政末期(共和政末期の公職選挙;前五三年度コンスル選挙―選挙買収の具体例として)
第2部 内乱の時代(独裁官カエサルの公職者選出に関する権限;カエサル独裁期の公職選挙;国家再建三人委員と公職選挙)
第3部 アウグストゥス時代(アウグストゥスの公職選挙に関する権限;アウグストゥス時代のコンスル選挙)
公職選挙にみるローマ帝政の成立
著者等紹介
丸亀裕司[マルガメユウジ]
1982年生まれ。2015年、学習院大学人文科学研究科史学専攻博士後期課程修了。博士(史学)。学習院大学国際研究教育機構PD共同研究員、学習院大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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