出版社内容情報
12世紀の末にインドからチベットに伝えられた108の曼荼羅「ミトラ百種」は，チベットで『ヴァジュラーヴァリー』曼荼羅集と組み合わされて「ヴァジュラーヴァリーとミトラ」として今日に伝えられる。現在韓国のハンビッツ財団に所蔵されている完本をもとに，この曼荼羅のパターンや色の塗り分けなどの図像情報を，コンピュータ・グラフィクスにより図像データベース化した画期的な作品集。各々に詳細な解説付き。
内容説明
コンピュータ・グラフィクスにより鮮やかに彩られた曼荼羅の世界。
目次
ミトラヨーギンの一〇八曼荼羅
内庭の塗り分けパターン
『ヴァジュラーヴァリー』曼荼羅集（無上瑜伽タントラ；瑜伽タントラ；行タントラ；所作タントラ）
「ミトラ百種」曼荼羅集（所作タントラ；行タントラ；瑜伽タントラ；無上瑜伽タントラ）
著者等紹介
田中公明［タナカキミアキ］
１９５５（昭和３０）年２月１５日。福岡県生まれ。１９７９年東京大学文学部卒（印度哲学専攻）。１９８４年同大学大学院博士課程満期退学。東京大学文学部助手（文化交流）を経て、１９８８年（財）東方研究会研究員・東方学院講師、ハンビッツ文化財団（ソウル）学術顧問、利賀ふるさと財団「瞑想の郷」主任学芸員、チベット文化研究会学術顧問、東京大学（１９９２、１９９４‐１９９６、２００１‐２００６）、慶應義塾大学（２００１‐２００７）、早稲田大学「エクステンション・センター」（２００６）、拓殖大学（１９９４、１９９８）、三重大学（１９９５）で講師（いずれも非常勤）、北京日本学研究センター（２００３）で短期派遣教授を歴任。ネパール留学（１９８８‐８９）、英国オックスフォード大学留学（１９９３）ほか、１０数次にわたってチベット仏教圏を調査。インド・チベット・ネパールの仏教と美術に関する著作論文多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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