出版社内容情報
本書で取り上げる1888年の町村制公布から大正初期の町村「自治」は、少ない財源のなかで町村が費用負担して国家行政を担い、下支えするものであった。こうした「自治」はいかに実施できたのか、またその歴史的意義について明らかにする。
中西 啓太[ナカニシ ケイタ]
著・文・その他
目次
序章
第1章 町村制の施行と町村条例
第2章 日清・日露戦後期における町村条例と行政の整備
第3章 内務省地方局市町村課の調整機能
第4章 地方財産の蓄積と県・郡の監督
第5章 企業に対する府県の課税と税の分割
第6章 企業課税と市町村における対応
第7章 町村債による資金調達の意義と限界
終章
著者等紹介
中西啓太[ナカニシケイタ]
1987年に生まれる。2015年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、博士(文学)。現在、愛知県立大学日本文化学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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