内容説明
『義経記』の魅力を、華やかな若武者から落魄の逃亡者へと歩んだ義経の足取りをたどることによって明らかにしました。義経の生まれ育った京の地に始まり、奥州衣川で亡くなった弁慶の立ち往生の石にいたるまで、各地を訪ねるなか、それぞれの場がどうして登場したのか、何の意味をもっていたのかを考えてみました。
目次
1章 義経の成長の場を訪ねて
2章 奥州下りの道をゆく
3章 鬼一法眼と弁慶
4章 頼朝との対決
5章 北陸落ちの道すがら
6章 義経・弁慶最期の地をゆく
著者等紹介
五味文彦[ゴミフミヒコ]
1946年生。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。専攻は日本中世史。東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授
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