出版社内容情報
戦後、女の働く権利の獲得には「身検闘争」や「人権闘争」など血の滲むような闘いの歴史があった。労働運動を支えた草の根の女たちの証言を聞き取り、現在の女性労働問題を問う。
内容説明
戦後女性労働運動の茨の道を切り拓いた草の根の女たちの証言。
目次
1 女性労働運動の戦前と戦後(創成期の労働省婦人少年局;苛酷な雇用政策に抗して―戦後女性労働者の人権闘争;女性労働運動の戦前と戦後)
2 証言―草の根の戦後女性労働運動(戦前から戦後へ;岩瀬ふみ子さん―戦後初期の繊維女性労働運動;古川カズエさん―労働組合主婦会・家族会の誕生;中大路満喜子さん―民間労組の婦人部長から女性議員へ;堤捨子さん―女教師たちのたたかい;原田清子さん―女性運動・労働運動の「裏方」として;岡村光子さん―「白衣の天使」からたたかう看護婦へ;秋山咲子さん―全逓の女性労働者とともに;「身検」徹廃をめざして―神戸交通労働組合の女性車掌たちのたたかい;小泉英子さん―労働運動ひとすじ)