思想をよむ、人をよむ、時代をよむ。―書ほどやさしいものはない

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思想をよむ、人をよむ、時代をよむ。―書ほどやさしいものはない

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784623090754
  • NDC分類 728.2
  • Cコード C0010

出版社内容情報

あんな書こんな書、珍書奇書
西郷隆盛、副島種臣、徳川綱吉、大塩平八郎、九代目市川團十郎、平塚らいてう、南方熊楠、岡本かの子など
書からすべてをよみとおす。

一画一画、一字一字の書の背景には、その人物の思想や生きた時代が宿る。王羲之、顔真卿、副島種臣、そしてこれまであまり取り上げられることのなかった西郷隆盛、大塩平八郎、岡本かの子に至るまで、一話一話読み切りで、古今東アジアの書を巡り、人と思想、時代を読み解く一冊。

内容説明

一画一画、一字一字の書の背景には、その人物の思想や生きた時代が宿る。王羲之、顔真卿、副島種臣、そしてこれまであまり取り上げられることのなかった西郷隆盛、大塩平八郎、岡本かの子に至るまで、一話一話読み切りで、古今東アジアの書を巡り、人と思想、時代を読み解く一冊。

目次

序 書ほどやさしいものはない
1 一月一書、季節を楽しむ
2 タテ画、ヨコ画、十字選
3 一人一書、浮世ばなし
4 珍書奇書、あんな書こんな書

著者等紹介

石川九楊[イシカワキュウヨウ]
1945年福井県越前市生まれ。京都大学法学部卒業。京都精華大学教授、同大学文字文明研究所所長等を歴任。現在、書家、評論家。主著『書の終焉』同朋舎出版、1990年、サントリー学芸賞受賞。『中國書史』京都大学学術出版会、1996年。『日本書史』名古屋大学出版会、2001年、毎日出版文化賞受賞。『筆蝕の構造』ちくま学芸文庫、2003年。『近代書史』名古屋大学出版会、2009年、大佛次郎賞受賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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gtn

25
南方熊楠、横山大観の書は素人が見ても稚拙。wikiに依れば、熊楠1867年生、大観1868年生。この辺りの世代でも既に書の素養を失っていたことが分かる。空海の書は本当に素晴らしいか、九代目團十郎の書きぶりが歌舞伎を見ているかのように鮮やか等、著者独自の視点が面白い。ちょくちょく左寄りの発言を挟み込んでくるのが玉に瑕。2021/09/25

ジャズクラ本

21
◎なんとか判読可能な文字しか書けない僕のような人間が本来読む本ではないのかもしれないが、そんな僕でも興味深く読めてしまうのが本書の凄さ。第一章では国内外の書家の書いた「十」の字だけを集めて様々な薀蓄が繰り広げられるが、たった一字で読み取れる情報量に絶句。第二章は書家の書いた一書からその書家の思想や人となりなど、様々な事柄を読み取っていく。このあたりが書は人なりと言われる所以なのだろう。第三章は世にある珍書奇書の紹介。展覧会に行っても毛ほども分からなかった僕を分かった気にさせてくれる偉大な一冊でした。2022/01/14

だまし売りNo

19
本書の紹介文を読むと芸術解説のように思えるが、辛辣な現代社会評論になっている。マイナンバーへの違和感は腑に落ちた(93頁)。マイホームやマイ箸などマイは自分のものという意味がある。しかし、マイナンバーは国家が個人を管理する番号である。システムエンジニアの立場ならば主キーを作ることの必要性は理解できる。しかし、それをマイナンバーと称することは行政の欺瞞である。2021/10/29

マーブル

12
 肉筆は運動だ。身体で書くのだ。  書は人を表す。  文章もそうだろう。  人がその内なる思いで真剣にぶつけたなら、絵画であろうが彫刻であろうが、音楽であろうが、同じこと。  しかし、それを読み解くにはそれなりの眼が必要だ。  書をなぞることで書きぶりを理解する。なぞることは生み出した相手になりきること。それは自分以外の何者かになれる人類の能力。  なぞる。書き写す。読み上げる。模写する。  そうやって創り上げた物を対象物として自分から遠く離してみるのではなく、自らに取り込み作者と一体となる。 2021/11/06

Tomonori Yonezawa

4
県立図書館▼60頁まで読み。期限なので返却。▼要、再読2023/06/04

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