出版社内容情報
「哲学入門」を迷っている人への「哲学案内」
「哲学」は、実生活の役に立たない
だからこそ「現実」を変えるかもしれない
私たちが経験する「生きづらさ」や「決めがたさ」を糸口として、哲学の思考法を解説。実際に起こった事件や私たちが遭遇しうる出来事のなかに、哲学的な「論点」を見出し、哲学者の「考え方」を分かりやすく紹介する。また、読者が試行錯誤する場として、各章末に「自分なりに考える」を設定。改訂版では、取り上げる事件・事例を大幅に刷新し、より平易に哲学の基礎知識や推論能力を身につけることができる内容とした。
内容説明
「哲学」は、実生活の役に立たないだからこそ「現実」を変えるかもしれない。事例を大幅に刷新した改訂版。
目次
「大学」に隠された「無法地帯」
第1部 もう「アイデンティティ」はいらない?(「美しい国」の人見知りな「私」;結局、裏切り者は「オレ」だった ほか)
第2部 「恋」に悩むより「平穏無事」がいい?(「皆殺しの天使」は「女」が嫌い;好きだの嫌いだの、愛だの恋だの ほか)
第3部 今はまだ「死」について実感できない?(孤独な僕らの「メメント・モリ」;「不便」が「不幸」とは限らない ほか)
第4部 世界を正すのは「権力」か「抵抗」?(「正義の天秤」の設計図を紐解く;「リヴァイアサン」は目覚めかけ ほか)
第5部 ゲリラ雷雨に襲われる「理由」はない?(人間が「精霊」と共に暮らす条件;「ディストピアの救世主」の資格 ほか)
「教室」という「異世界」での闘い
著者等紹介
大橋基[オオハシモトイ]
1965年新潟県新潟市生まれ。1988年新潟大学人文学部行動科学課程卒業。1998年法政大学大学院人文科学研究科修士課程修了。2003年法政大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。群馬大学・東京農業大学等非常勤講師、法政大学サステイナビリティ研究教育機構R.A.を経て、現在、法政大学文学部・社会学部兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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