出版社内容情報
宮澤賢治「雨ニモマケズ手帳」に筆蝕論から解読を試み、その匿された深層を鮮やかに浮き彫りにした論考をはじめ、白川静・吉本隆明への追悼など、96年以後の言論活動の全営為。初の著作集〈全12冊〉全巻完結![覚書/石川九楊]
内容説明
“書くこと”の復権を問う同時代への提言と格闘の軌跡!宮澤賢治「雨ニモマケズ手帳」に筆蝕論から解読を試み、その匿された深層を鮮やかに浮き彫りにした論考をはじめ、白川静・吉本隆明への追悼など、96年以後の言論活動の全営為。初の著作集全巻完結!
目次
1 評論・エッセイ―一九九六~二〇一六(書という運動;「日本語」って、中国語ですよ。;東京一年生。;漢字文化圏では、書きぶり、すなわち「筆触」も含めて「文学」なのである。 ほか)
2 書評・追悼(線性の思考と迫力―白川静の字;古代宗教国家の実証的解読―白川静著『説文新義』にふれて;太陽は残った―白川静さんを悼む;言葉と文字と書字と―白川静頌 ほか)
著者等紹介
石川九楊[イシカワキュウヨウ]
1945年福井県越前市生まれ。京都大学法学部卒業。京都精華大学教授、同大学文学文明研究所所長等を歴任。書家、評論家、京都精華大学客員教授。主著『書の終焉』同朋舎出版、1990年、サントリー学芸賞受賞。『日本書史』名古屋大学出版会、2001年、毎日出版文化賞受賞。『近代書史』名古屋大学出版会、2009年、大佛次郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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