内容説明
本書では、現在の能力開発だけではなく、過去の取り組みも含め、企業による能力開発の機会提供が働く人びとのキャリアや処遇にどのような影響を及ぼしているかを分析する。その上で働く人びとの能力開発にかかわる課題を把握し、それに基づいて政策課題を検討する。経済産業省の委託調査「働き方と学び方に関する調査」の成果。
目次
第1章 働くことと学ぶこと―能力開発の現状と課題
第2章 「最初の三年」は何故大切なのか
第3章 集中的な仕事への取り組みとその能力開発効果―「必死で働くこと」と能力開発
第4章 能力開発の就業率・収入への効果
第5章 女性の就業継続と職場環境―学卒後三年間の仕事経験
第6章 「初職非正社員」は不利なのか―「最初の三年」の能力開発機会とその後のキャリア
第7章 民間企業の能力開発
著者等紹介
佐藤博樹[サトウヒロキ]
1953年生まれ。1981年一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京大学社会科学研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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