内容説明
急激な市場経済化の中での「世代間利害調整」制度整備の重要課題を析出。日本と現地の第一線の研究者による合同研究の成果であり、現在の日本における同様の問題への有用な提言となっている。
目次
移行国における年金改革の概観
チェコの公的年金改革―財政的観点から
チェコの老齢年金制度
成熟した年金制度の改革―ハンガリーの事例
ハンガリー年金改革の政治経済学―強制加入形個人積立年金の導入をめぐって
ポーランド年金制度の調和妥協的改革
年金制度改革における第三の道の試み―ポーランド
ルーマニアにおける年金改革
ロシアの年金改革
ロシア人口の1990年代危機と長期展望
中央アジア諸国の年金改革
中東欧・旧ソ連諸国の経験と日本への教訓
著者等紹介
西村可明[ニシムラヨシアキ]
一橋大学副学長兼経済研究所特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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