出版社内容情報
【内容】
日本新生の構想――
現在おし進められている構造改革は、デフレ・スパイラルとリストラの嵐を呼び起こし、社会的モラルの低下は著しい。本書は、経済・政治・外交、企業・雇用・行政、家庭・教育・文化の各々についての改革路線を提示する。
【目次】
はじめに
第1部 経済・政治・外交の根本的刷新へ
1 経済の再生と経済学の再生
2 民主制と「弱者にやさしい統治」
3 優越と連帯
第2部 企業・雇用・行政の制度改革をめざして
4 日本企業における戦後システムの行詰まりと経営改革
5 労働の未来論
6 中央省庁等改革
第3部 家族・教育・文化の再構築をもとめて
7 性と家族を巡る思想状況
8 「こころの教育」から「ことばの教育」へ
9 日本仏教と社会
人名索引
内容説明
現在おし進められている構造改革は、デフレ・スパイラルとリストラの嵐を呼び起こし、社会的モラルの低下は著しい。本書は、経済・政治・外交、企業・雇用・行政、家庭・教育・文化の各々についての改革路線を提示する。
目次
1 経済・政治・外交の根本的刷新へ(経済の再生と経済学の再生―「経済人」から「生活者」への価値転換の必要性;民主制と「弱者にやさしい統治」―両者の調和と対抗;優越と連帯―東アジア中華思想共有圏における日本アジア主義の軌跡)
2 企業・雇用・行政の制度改革をめざして(日本企業における戦後システムの行詰りと経営改革―「失われた一〇年」と総合電機メーカー;労働の未来論―フルタイム雇用の相対化がもたらす社会像;中央省庁等改革―大蔵省の「再建」)
3 家族・教育・文化の再構築をもとめて(性と家族を巡る思想状況―『男はつらいよ』を中心に;「こころの教育」から「ことばの教育」へ―現代の若者における親密性の陥穽とその克服;日本仏教と社会―仏教は日本新生の基盤となりうるか)
著者等紹介
駒井洋[コマイヒロシ]
1940年中国・大連出身。1964年東京大学文学部社会学科卒業。1970年東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、筑波大学社会科学系教授。専攻は社会学
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