出版社内容情報
【内容】
社会福祉法が成立し、社会福祉の基礎構造改革が本格的に進められています。住民の全てが納得し、制度を主体的に活用できるのか、新しい世紀の社会福祉サービスはどうあるべきなのか、いま社会福祉の創造に向けての議論が必要です。
【目次】
はじめに
1 21世紀の社会福祉の課題(山縣文治)
2 利用者の権利をいかに擁護するか
1 措置制度と利用制度(古川孝順)
2 サービスの質の向上と評価制度(橋本正明)
3 ソーシャルワークにおける「アドボカシー」の再検討(岩間伸之)
4 地域福祉権利擁護事業の仕組みと課題(野村龍太郎)
5 成年後見制度の仕組みと課題(床谷文雄)
6 社会福祉施設利用者の権利擁護に向けた具体的指針
――どのようにして権利侵害行為を誘発する「負の体質」との訣別を図るか (久田則夫)
3 サービスの総合的・計画的な供給
1 社会福祉法の成立と理念(小林雅彦)
2 分権化と地域福祉(大澤 隆)
3 地域福祉の計画的推進(瓦井 昇)
4 住民参加型サービスとNPO活動の展望(早瀬 昇)
5 ケアマネジメントの問題点と課題(副田あけみ)
6 福祉改革における情報提供とその課題(須永 誠)
社会福祉の各分野の課題
1 地域福祉の主体形成と福祉教育の展開(原田正樹)
2 バリアフリー法と障害者の生活(武田康晴)
3 精神障害者と地域生活(小澤 温)
4 子ども虐待とその対応(森 望)
5 保育サービスと地域子育て支援(西郷泰之)
6 過疎地域の社会福祉制度(櫻井慶一)
7 女性福祉への視座(湯澤直美)
8 社会保障制度の基本的課題(坂口正之)
付録資料
厚生労働省組織図/審議会の整理合理化/規制改革についての見解(規制改革委員会)/「社会的な援護を要する人々に対する社会福祉のあり方に関する検討会」報告書/社会福祉法
内容説明
本書は、世紀をまたがる福祉改革において、何が議論され、何が新たに制度化され、さらにどこに問題点が残っているのかを多角的に検討したものである。
目次
1 21世紀の社会福祉の課題
2 利用者の権利をいかに擁護するか(措置制度と利用制度;サービスの質の向上と評価制度 ほか)
3 サービスの総合的・計画的な供給(社会福祉法の成立と理念;分権化と地域福祉 ほか)
4 社会福祉の各分野の課題(地域福祉の主体形成と福祉教育の展開;バリアフリー法と障害者の生活 ほか)
付録資料
著者等紹介
山県文治[ヤマガタフミハル]
1954年生まれ。大阪市立大学大学院生活科学研究科後期博士課程中退。大阪市立大学助手、講師を経て、現在大阪市立大学生活科学部人間福祉学科助教授。主著に『新しい子ども家庭福祉』(共編著、ミネルヴァ書房)、『児童相談所で出会った子どもたち』(監修、ミネルヴァ書房)、『子どもの権利と情報公開』(共著、ミネルヴァ書房)、『社会福祉用語辞典』(編集代表、ミネルヴァ書房)、『家庭児童相談室で出会った親子』(監修、ミネルヴァ書房)ほか
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