内容説明
永遠の抒情詩人立原道造が生前に出版を構想していた物語集11編を、初めての普及版で贈る。
著者等紹介
立原道造[タチハラミチゾウ]
1914年7月30日、東京市日本橋区橘町に生まれる。1931年、第一高等学校に入学。在学中に一高短歌会会員となり、手製の詩集『さふらん』、『日曜日』、『散歩詩集』を制作。1934年、東京帝国大学工学部建築学科入学。10月、第二次「四季」(月刊詩誌)創刊、編集同人となる。1935年、小住宅(課題製図)の設計で辰野金吾賞を受賞。以後卒業まで3年連続受賞する。5月、同人誌「未成年」創刊。卒業後、石本建築事務所に入社。1939年2月、第1回中原中也賞受賞。3月29日、病状急変し永眠。享年26歳(満24歳8か月)
松浦寿輝[マツウラヒサキ]
1954年東京生まれ。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。詩人、小説家、表象文化論専攻
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