内容説明
解釈学、現象学、反省哲学の三つの潮流の合流点に立ち、最晩年に至るまで衰えぬ思想展開をみせたリクール。その哲学の中核と深く繋がり、フランス思想に画期的な出会いをもたらした論文集。
目次
1 政治的逆説(ハンナ・アーレント;ヤン・パトチカ;エリック・ヴェーユ;カール・ヤスパース)
2 政治的言語、社会的正義をめぐる省察(合法的なものと善きものに挟まれた正しきもの(一九九一)
ジョン・ロールズ―道徳的自律から社会契約の虚構へ(一九九〇))
3 実践的叡智(倫理と政治(一九五九)
倫理と道徳(一九九〇))
4 情勢(「中国、開かれた扉」についての批判的覚書(一九五六)
イスラエルについての困惑(一九五一)
大学における改革と革命(一九六八))
著者等紹介
リクール,ポール[リクール,ポール][Ricoeur,Paul]
1913‐2005。フランスに生まれる。パリ大学名誉教授。シカゴ大学名誉教授。哲学者
合田正人[ゴウダマサト]
1957年生まれ。東京都立大学博士課程中退。フランス思想、近代ユダヤ思想史。明治大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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