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ミシュレ (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 294,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622051305
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C1010

出版社内容情報

『フランス革命史』『魔女』『鳥』『虫』などでその特異な存在を知られる19世紀フランスの大歴史家ミシュレのエクリチュールに迫る新鮮な読物。<初版1974年>

内容説明

現実を叙述する際、ミシュレの文体は事実との符合より、さまざまな形容の過剰にみたされ、この点が従来フランスの歴史家たちから現実を歪曲したと批判されてきたのであるが、著者は本書によって、ミシュレをミシュレたらしめている本来の作家的特質、歴史を知覚と官能のレベルに置きかえる特異な言語の使い方(エクリチュール)に光をあて、ミシュレの新しい読み方を展開している。

目次

1 メモとして
2 歴史を食う人ミシュレ
3 オランダ舟
4 われわれがきわめて愚かにも女性形にしている歴史
5 眠りとしての死と太陽としての死
6 血の華
7 いとやんごとなき存在としての女
8 超セックス
9 ミシュレの読み方
10 ミシュレについてのさまざまの評価

著者等紹介

バルト,ロラン[バルト,ロラン][Barthes,Roland]
1915年フランスのシェルプールに生まれ、幼年時代をスペイン国境に近いバイヨンヌに過す。パリ大学で古代ギリシア文学を学び、学生の古代劇グループを組織。結核のため1941年から5年間、スイスで療養生活を送りつつ、初めて文芸批評を執筆する。戦後はブカレストとアレクサンドリアでフランス語の講師、その間に文学研究の方法としての言語学に着目、帰国後、国立科学研究センター研究員、1954年に最初の成果『零度のエクリチュール』(邦訳、みすず書房、1971)を発表。その後、エコール・プラティック・デ・オート・ゼチュードの(マス・コミュニケーション研究センター)(略称セクマ)教授を経て、1977年からコレージュ・ド・フランス教授。1980年歿

藤本治[フジモトオサム]
1931年徳島県に生れる。東京外国語大学フランス科でフランス語を、東京都立大学人文学部でフランス文学および歴史学を、一橋大学大学院社会学研究科で社会思想史を学ぶ。1969年より静岡大学でフランス語・フランス文学の講義を、次いで1972年から社会思想史の講義を担当した。1995年に停年退職。静岡大学名誉教授
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

PukaPuka

2
ロラン・バルトはやはりよみづらい。通読後、目当ての場所を改めて探して、読み直した。2020/09/03

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