出版社内容情報
現代日本の芸術の全頒野を横断して、そのオリジンに屹立する瀧口の、半世紀をこえる全仕事を集成。 戦後のこの三つの創造の場には、いつも瀧口の姿があった。そこから日本の現代美術が始まった。
目次
1 実験工房(「生きる悦び」について;実験の精神について;芸術と実験;演奏会と造形 ほか)
2 タケミヤ画廊とアンデパンダン(画家と街の画廊;新人の状況について;前衛美術の動向 ほか)
3 日本の作家(二科会で出会ったもの;岡鹿之助論;日本美術と世界性 ほか)
4 千円札事件(表現行為の自由を;旧千円札を求む;生みの苦しみ;「表現の自由」と芸術;原型的な黒いユーモア ほか)