出版社内容情報
砂漠に活ける都市を建設しようとする預言者の声が、作品を通じて現代の砂漠の中に悲痛に響く。
内容説明
著者の最後の大著であり、1936年に書きはじめられ1943年の死によって、未完のままタイプ用紙985枚として残されたものである。〈人間の運命と人間の条件をめぐる全問題におよぶ,深遠にして凝縮されたこの作品の豊かさ〉を汲みあげるために、多くの人びとの努力によって、1959年のプレイヤード版において、なしうる限りの修正作業の成果が盛りこまれ、さらに著者の用語の使用方法に即した懇切な索引が付されたのである。