ノイズ―音楽・貨幣・雑音

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ノイズ―音楽・貨幣・雑音

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  • サイズ B6判/ページ数 244,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622003625
  • NDC分類 762
  • Cコード C1010

内容説明

音楽と貨幣と雑音と…。その間に存在する不思議な関係。古代ユダヤのカントル、中世の大道放浪芸人ジョングルール、パトロンお抱えのミンストレル、天才作曲家モーツァルトとバッハ。現代ロックのジミー・ヘンドリックス、さらにショービジネスのスターに至るまで、彼ら音楽家とその音楽は、音楽の力以外の力、貨幣や儀礼などの「検閲」のもとにおかれていると著者は言う。さらに言うまでもなく、音楽は、雑音の組織化かつ世界知覚の道具である、と。そして今、音楽はかつてないほどわれわれの生の一部となりきっている。オブジェ(商品)へと方向づけられ、大量消費のシンボルたらんとする「音楽」。本書は、それぞれの時代と社会の発信する可聴周波数でいる「ノイズ/音楽」をテーマとした音楽史であり、同時に“ブリューゲル”的世界を今日の現実から聴き取ろうとする文明論でもある。

目次

聴く
供える
演奏する
反復する
作曲する

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kthyk

11
記号の社会、物質的でないものまでが売買される社会、音楽の持つ予言的価値を詳細に分析したこの書は再読だが、量子論とノイズとの関わりの中に改めて現代を見たような体験でした。2023/12/24

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