内容説明
私たちヒトの脳の中には「文法」がある。この「脳内文法」のおかげで、私たちはことばを生み出し、それを理解することができる―では、この「脳内文法」のメカニズムは、はたして、どのようになっているのだろうか?本書では、具体例をあげながら、理科系で役立つ話題を中心に議論を展開していく。この上なく明解に解説された「理論言語学」の入門書。
目次
1 なんでだろう?脳が勝手に判断してしまう!
2 科学とは?理論とは?理論言語学とは?
3 自然言語の統語構造
4 句構造規則
5 X’理論
6 X’理論の妥当性を検証する
7 ことばの獲得
8 言語獲得のなぞを解く
9 外国語の習得と言語の系統発生
10 理論言語学から複雑系へ、そして人工知能へ
著者等紹介
畠山雄二[ハタケヤマユウジ]
1966年静岡県生まれ。東北大学大学院情報科学研究科博士課程修了。博士(情報科学)。現在、東京農工大学工学部情報コミュニケーション工学科助教授。専門は理論言語学
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