内容説明
この女のためなら、妻を裏切ろう、世も欺こう、もはや善悪の彼岸を信也は越えてしまった―。日本中の話題を呼び、論争を起こした“不倫”小説を今ここに…。「貞操」という言葉がまだ生きていた時代、クラシックとモダンが、意識にも風俗にも入り混じっていた昭和初期の東京を舞台に、夫と妻とその親友がはまり込んだ男と女模様。男は変らない。女は変り始めていた。
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感想・レビュー
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小豆 スパンク
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昭和11年の作品。 いつもは吉屋信子の少女小説読むが、これは、昼のメロドラマだなぁ。。妻の親友、未亡人の加代子との不倫。信也、、なかなかかっこいい男なんだろな、加代子は、相当な美人だな。 こんな美人が家に度々出入りしてりゃ、気立ても良いし、惹かれていくやろな。 義兄に現場見られて、出資金要求されちゃって。さてさて下巻はどうなるのやら。一緒に借りてくればよかった。2014/09/06
バトルランナ-
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5点満点で4.0。まあ読んで損はないけどね。作者はレズだったって! 2010/09/03
Yumikoit
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夫がよろめくまで。2012/07/11