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内容説明
生きることは死ぬことであり、死ぬことは同時に生きることだ―。17歳vs.78歳、生死の哲学を4つの柱から考える。
目次
第1章 宮沢賢治から考える(「気違い賢治」;風と黒マント ほか)
第2章 日本人から考える(三つのキーワード;心の時代変化 ほか)
第3章 無常観から考える(被災者の微笑;この世の三原理 ほか)
第4章 非暴力思想から考える(ガンディーと三等車;二つの非暴力主義 ほか)
著者等紹介
山折哲雄[ヤマオリテツオ]
1931年生まれ、岩手県出身。宗教学者。東北大学文学部卒業。国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化研究センター教授、同所長などを歴任。主な著書に『愛欲の精神史』(小学館/和辻哲郎文化賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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CherryBlue
6
宮沢賢治さんの詩に対する解釈が良かったです。リーダー研修とやらで質問する高校生たちがやたら優秀なことにも感心した。2010/08/28
もあ
2
宮沢賢治さんの話にただただ感動。2011/09/22
CBF
0
(★★★☆☆) 生きることは死ぬことであり、死ぬことは同時に生きることだ。17歳と78歳が、生死の哲学を考えるー。全国各地から毎年160人の高校生が集まって開催される「日本の次世代リーダー養成塾」の中の、宗教学者・山折哲雄さんの講義と質疑応答をまとめた内容。図書館で何となく手に取った本だけど、講義の語り口調そのままなのが普段読む本とは違う面白さがあって良かった。ただ、内容は山折さんの講義の部分が大半で、個人的にはもっと高校生からの質問や、講義に対する反応、感想を知りたかった。2017/08/26
刻猫
0
個人的には、ん?って感じ。皆、確りと考えてるのは良いんだけど、それって本質なのかなあ。哲学とも教養とも違う本。それが良いか悪いかは、読み手次第。2011/05/20
有人衒家
0
授業で題材にした宮沢賢治の本を探して図書館で見かけた本。 「生きる」とは何ぞという難しいテーマを、高校生向けの講義と質疑応答の対話形式で語ったもので、語り口滑らかに抵抗感なく読むことができた。 宮沢賢治、日本人の心のキーワード、無常感、日本流非暴力、平和の歴史などから日本人の精神とは、命とは、死とは、宗教とはと考える。 構成は、問題提起とそれについて著者はこういう思想からこう考える、というある程度の解を与える形で、じゃあ自分ならどう考えるかと書かれたことを読み流さず、長く咀嚼して味わってほしい本。2011/05/24