内容説明
“理想郷”を必死の思いで脱出したあの日、わたしは文字どおり生まれ変わり、新しい人生を歩み始めた。けれどいつか必ず、過去と向き合うときが来る―ゾーイは裕福な人々の邸宅のリフォームを専門とするインテリア・デザイナー。今回、仕事を依頼されたメイソン邸には不審な点がいくつもあった。家を出ていったという妻、不自然にぬり替えられた壁、ベッドのなくなった寝室…。ゾーイは迷った末に、私立探偵イーサンのもとを訪ね、ともに調査に乗り出した。だがそれは、封印してきた自らの過去を清算する旅の始まりでもあった。
著者等紹介
クレンツ，ジェイン・Ａ．［クレンツ，ジェインＡ．］［Ｋｒｅｎｔｚ，Ｊａｙｎｅ Ａｎｎ］
カリフォルニア州で歴史と図書館学を修了し、司書として働いたあと１９７９年より作品を発表。以降アマンダ・クイックやジェイン・キャッスルなど７つの作家名を使い分け、バラエティに富む著作は１３０冊を超える。講演や小説以外の執筆にも積極的で、ロマンス小説について書いたエッセイ集が女性学の機関による賞を受賞した
水月遙［ミナツキハルカ］
福島県出身。東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。メーカー研究所勤務を経たのち、翻訳の道に入る。ハーレクイン社のシリーズロマンスでも活躍している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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みか
3
会社も財産も失い、妻とも離婚して新しい土地にやってきた私立探偵のヒーロー、イーサンと、リホーム専門のインテリアデザイナーのヒロイン、ゾーイ。事件をきっかけに、親密になる二人。次第に二人の過去も明らかになって。。。面白かったです。支配的で威圧的なヒーローだけど、ヒロインも自立心があり（でも可愛らしさもあり）、負けていません。取り巻く友人達も個性的で魅力的でした。続編の「月夜に咲く孤独」が楽しみです♪2011/09/06
さきⅢ【ロマンス小説専用】
2
★5：久々のクレンツだったが、やっぱいいわぁ～＾＾ ロマンス作品のヒーローにありがちな、いわゆる薄っぺらい”ミスターパーフェクト”じゃなく、一癖も二癖もある個性派キャラもってくるとか、ヒロインが無駄にヒステリックじゃないとか、わたしは登場人物にしっかりした深みを持たせた作品が好きだ。若い頃はストーリーがそれなりなら、十分楽しめたが、どうもこの年になると、あらすじ以上に出てくるキャラの描き込みに目が行ってしまうのだ。まだまだクレンツ作品は山ほど積んでるので、これからがホント楽しみ～❤(*´艸`*)❤ 2019/10/21
紫野
2
面白かった～！薄い超能力もの？ちょっとアーケインソサエティシリーズを彷彿とさせる。ヒーローのバツ3はどうかと思うが、4度目の正直で頑張ってほしい。続編も気になるので読んでみたい。2013/10/28
いぼいのしし
2
ミステリー仕立てでおもしろかった。2012/10/18
mum
1
特殊な才能持つゾーイと、食らいついたら離さないイーサン。登場人物多い割には短調、続編があるので、そちらに期待しましょう？2016/04/15
