内容説明
最愛の息子を失って傷心のアーデンは眼下のテニスコートにちらりと目をやった。プレー中の男性は、トッププロとして名を馳せながら、妻を亡くして酒に溺れ、今や落ちぶれたドルー・マッキャスリン。ここマウイ島で1歳半になる忘れ形見とひっそり暮らしているのは調査済みだった。その子供こそ…ある重大な秘密を胸に、アーデンはドルーに接近する。計画された出会いとともに、甘くて苦い愛の物語が幕を開けた。S・ブラウンの名作が新訳にて完全復活。
著者等紹介
ブラウン,サンドラ[ブラウン,サンドラ][Brown,Sandra]
モデル、女優、テレビのリポーターを経て、作家に転身。1990年以降、ニューヨークタイムズのベストセラーリストに50作以上がランクインする。91年8月には3作品が同時にリストに登場するという史上3人目の快挙を成し遂げた。全世界で30以上の言語に翻訳され、総発行部数は7000万部を突破。いまやロマンティック・サスペンスの女王とも呼ばれている
皆川孝子[ミナガワタカコ]
東京都生まれ。英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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矢田ふみえ
3
いい女は、魅力的だった。罪悪感ありすぎと思うけど。2020/07/10
akiyuki_1717
3
日本では未だに認められない代理母の問題で、分かる気はするけれど、理解はできない部分が多い。そしてヒロインが分娩した病院でそのまま依頼人夫妻に子供を渡すのも、あまりに安易で、大金が絡んで、弁護士も介入しているにはお粗末としか言い様がない。ヒーローにしては自分の子供を産んでくれた、女神のように思えたとしても、ヒロインは息子の治療費と、夫と離婚する目的で契約しているのに、結局息子がなくなると、生きている息子を探し出し、偶然を装って、実はヒーローに取り入って面会権を得ようとしていたし、秘密を明かさず結婚って無理。2017/07/29
ちゃろ
0
さすがサンドラブラウン!30年前の作品とは思えない、斬新な設定で一気読み。★4つ半!2012/09/06
とみ
0
蔵書の再読2011/05/28
romaco
0
★★★ ヒロイン、気持ちや事情は分かるけど、黙ったままで結婚しちゃいけない 2011/04/17