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内容説明
両親の死後、ずっと面倒をみてくれた祖父が亡くなり、外国にいたボウは急遽帰国した。最愛の祖父の死もさることながら、遺言の内容が彼の心を乱していた。一年間は代々受け継がれてきた広大な屋敷に住むこと、そして、その間は家族同然の屋敷の使用人たちを雇い続けること。が、中に一人、家族同然とは言えない者がいた。乳母のマギーだ。子供のいない家に乳母とは!いったいどんな仕事をしていたんだ?屋敷にたどり着いたボウは、ようやくその謎めいた乳母と会った。炎を思わせる赤い髪、真珠のように白い肌、抜群のスタイル―ボウはたちまち熱くなった。いや、待てよ、もしかすると…。祖母は僕が結婚しないことを嘆き、子孫が絶えることを心配していた。ボウは思わず口走っていた。「君は妊娠しているのかい、マギー?」もしそうだとすると、これは厄介なことになるぞ。
著者等紹介
ダーシー,エマ[ダーシー,エマ][Darcy,Emma]
フランス語と英語の教師を経て、結婚後、コンピューター・プログラマーに転職。やがてロマンス小説家に。現在はオーストラリアのニューサウスウェールズに住む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はっつん
2
ヒーローの暴言の数々も、立場上わかる気がしします。すぐに後悔して、ヒロインを気遣う優しいヒーローに変わります。他のハーレヒーローとは、大違い。ヒロインの頑な心を解きほぐし、全ては亡くなった祖父の大きな愛情の元に描かれた筋書き通りに。結婚式で、笑顔で見守る祖父が見えるようです。読後がすごく穏やかで幸せになれる話だと思います。2017/03/16
麻琴
1
再読。雑誌でコミック版を読んで気に入って原作を探して購入した作品。ヒーローは序盤、暴言としか言えない発言の数々でヒロインを傷付けるものの、ヒーローの置かれた状況を思えば仕方ない気もする。(自分の知らない内に家に身元不明の美女が住みついてたら警戒して当たり前。)ヒーロー祖父とヒロインのロマンス抜きの「マイフェアレディ」の関係が本当に素敵。ヒーローも行いを反省してからは好感が持て魅力的。大好きな作品。☆52015/05/27
月
1
★★★☆☆ちょっと!ヒーロー。スケールが大きく紳士な祖父に育てられたとは思えない暴言。会って間もないのに。ちょっと下品じゃないかい?たとえそう思ったとしても、もう少し下調べしてから言いましょうよ。それでも話が進むうちに魅力的になってきたのでヨシとしましょう。2012/04/05